- 2008-01-02 (水)
あけましておめでとうございます。
と、こうやって一般的な挨拶が出来ることをアピールしながらも、
正月というのは実に暇なもので、さらに暇に拍車をかけるのが、
正月に金を使うとその年は金がたまらずに困ると言う迷信のせいであって、
そんな迷信を息子にきつく言いつけながら、自分たちは余り物の処分品である福袋を嬉々として買い、貧弱な中身にも驚かず泰然と暮らしているのはどういうわけなのだろうか。
家にいてもしょーがねーやってんで近所のスーパー銭湯
と言っても入るつもりが全く無いと言うのは、親の教育、躾がなっていないために
湯船の中で長時間じっとしていると言うことが出来ない性分であり、
ああいったぬめぬめした所はカビが発生すると言う強迫観念めいたところがあるからで、
じゃあ何で行くのかって言うと、正月からその年はお金に困りますよと言いつけられているのに、1,000円も散財するにはなにか訳があるんじゃないか、
結論から言うと私はみんな幼女のヌード目当てに正月からそそくさと1,000円を持って行くのではないかとの推測なのだ。
しかし、幼女なんてのは実際には風呂場にはいませんよ。正月は親戚の家にお年玉を貰いに行くんですからね。なんて親切な忠告をしてあげたい。
そして僕の住む町で幼女目当てに正月からスーパー銭湯なんて行かないで欲しい。そんな寂しい町にならないで欲しいという切実な願いなのだけれども、
まぁ実際にスーパー銭湯の前でそんな事を力説すると気のおかしい人、危ない奴、異常者なんて思われてしまうので、こういう社会正義を訴えるのは正月が終わってからでいいやと思って家でごろ寝。
そうだ、昔買った落語のCDが有るからこれを聞いたら正月気分が増すのではないかと思い早速ステレオに志ん朝を投入したら、どうも話が理解できない。
理解できないって日本語自体は日本人だから解るのだけれども話がどうもおかしい。
ついに脳が腐ってきたんだと思い悩み、酒を控えようとかこの緊急事態を誰に相談しようと思い悩んだが、
「落語のCDを聴いても話が全く理解できないんです。」と新年から親に言うのもなんだし、病院は休みだし、多分行くなら精神病院だしなんて思い悩み、必死に食い入るように話を聞く。
大根売りの貧乏人が団子屋の看板娘目当てに毎日団子を一本買っていたと思うと、鰻屋で靴を盗まれた太鼓持ちが怒りはじめる。嵐になり病気の母が戸口に摑まり息子の帰宅を待っていると豪邸に盗みに入った男が美人の娘の自殺をやめさせる。
聞いていても短い話は理解できるが脈略が無い気がしてならない。しかし私が頭がおかしい為に話と話を結びつける部分、脳のなんたらという部分が腫瘍だかアルコールでやられてしまったんだろう。
正月から大変なことになったなぁ、と思い悩んでくよくよしていたらどうやら原因が判明した。
私の脳内の問題でなく落語のCDをシャッフル再生して聞いていたらしい。
ははは、あほや。
ほな酒でも飲もか。なんて思い、秘蔵の備前焼の徳利をだして、
秘蔵って言ったって前の社長が集めていたやつが会社の物置の奥に放置されていたから、
これは結構な名の通った人の品なのに書類やらペンチやら化学薬品の中にこうやって無造作に投げ込んで、
こういった大層な芸術作品が人の目に触れずこうやってひっそりと眠っていることをどう思うのですか。
徳利は酒を入れる為に生まれたのにこうやって会社内で埃にまみれて不憫じゃありませんか。
出来たら私とあなた、あなたってのは会社の専務なのだけれども、私とあなたで半分づつ分けようじゃありませんか。
なんて言いくるめて私は酒が好きだからってんで徳利とお猪口を、専務には壷をあげますよって私のいいように山分けをして、
「残りの焼き物はまた後日、二人で分けましょう」と誓い合い励ましあい、と言っても私が全部貰うのですけれども、
こういったいい器で飲むと酒がすすみますなぁなんて一人でぶつぶつと嘯いて一升瓶を空にしてしまい、残りの紙パック酒も含め家の酒を全て飲み干してしまったものだから、
飲むものがないね、これじゃ正月は越せませんよなんてぶつぶつ言ってみても酒が空から降ってくるわけでもなし。
「侘しいわぁ、寂しいわぁ、酒の無い正月なんて」と言いながらジャッキーミットゥーを聞き、麦茶を煮出したりして候
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