- 2008-03-23 (日)
一時期ゲーム理論が話題になった。
ファミコンやらのプログラムの話ではなく経済学のお話
とりあえず経済学とはいい加減で結論が出ないので、
ゲーム理論を使って世の中の全てを解明しようと言う理論で、
あのノイマン博士が言いだしっぺだ。
ノイマン博士は多分世界で一番頭が良かった人だろう
原爆の起爆装置を発明したり、コンピューターを発明したり、
少し前のアルゴリズムの話ではマージソートを発明した人でもある。
悪魔の脳と言われ、電話帳を開くとそのページの合計を一瞬で答えたりした子供だったらしい
この話は前に書いたかな?書いてないか・・・
まずゲーム理論の簡単な説明
有名な囚人のジレンマのケース
話としてはお互いがベストを尽くすことによって
おきる現象はベストな結果ではないと言う話
囚人AとBが居る
互いに接触は出来ないようになっている。
二人が黙秘した場合はお互い懲役2年
犯罪を自首すると自首した方は無罪、相手は懲役15年
二人が自首した場合は二人とも懲役10年になる
結果としてはお互いが協力して黙秘すればよいのだが、
結果的にはお互いが裏切りあい仲良く懲役10年をくらう
個人的に一番合理的な判断をしたつもりが、
外から見れば非合理な世界になる。
ノイマンがこれを提唱してから世の中の学者、軍隊、お偉いさんは
人間の行動を解明しようと必死にデータを集め始める
アメリカは核兵器を開発したことを証明する為に使用する
チンパンジーがおもちゃを与えられたわけではない。
この時既に経済学者はソ連も開発に着手する
そして軍備拡大していけばソビエトは経済が破綻することを読んでいた。
先に使用すればスッキリする。両方が使えば破滅する。
相手が使って自分が使わなければ一番損をする。
相手はもう開発して何もしないという選択しかなかった
公務員の場合もそうだし、建築屋の偽装もそうだ
どこかに闇の帝王がいてそれが世界を動かしているという陰謀論は、
世間では好まれるし、読み物としては楽しい。
しかし実際には巨大な膿というのは、マフィアのボスでも闇の総理でもなく、
ただ、そこいらの担当者が、あらゆる事象に腕を限界まで引っ張られ、
全ての事象に個人的なゲーム理論的着地点を見出した結果、
ただただ身動きできない場合が多い。
協調の幻想を信じるか
相手が裏切るのか
自分が裏切るのか
ゲーム理論に必要なデータではさらに
さらにこれが繰り返し行われるのか
繰り返し行われるとしたら回数を知っているのか
現実社会では繰り返しの回数が不明な繰り返し型になるのでしょうか
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