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接着

  • 2008-05-02 (金)

GWは何をしようかな?とふと考えると、
いよいよあれをやらねばならんと思った事が「接着」というのは、
私が非常に暗い性格だからではなく、
家の物が色々壊れて非常に難儀をしているからなのである。

ここで何もわからない人の為に正確に記述すると、
まず急須が壊れている。材質は陶器
急須の蓋を摘むぽちっとした部分がぽろりと取れてしまっている。


もう一つは4年前に大阪のユニバーサルスタジオジャパンで買った、
スパイダーマンのマッサージ人形。
材質はABS樹脂で芯に金属が入っている。


近所の文房具屋に、しょーがねーなってとぼとぼ歩いて買いに行くと、
オフィス街の文具店らしく接着剤の種類が極めて少ない。
接着に関してはうるさいよ。俺は。
なんて通を気取って一人接着剤を見ているが、どうも適した物が見つからない。
接着剤選びは、固まった時の硬さが、接着する素材と同じ硬さになる物を選ぶのが基本だ。
柔らかい木材には固まった状態が弾力のある木工ボンド
逆に水分を吸わず硬い金属には金属用の接着剤
陶器は陶器用やらセメント風の素材


見繕った結果、樹脂製マッサージ人形には速乾性の瞬間タイプ
接着面積の少ない陶器製の器には瞬間でないタイプ
と思って売り場を見ていたが、値段が瞬間接着剤289円
瞬間接着剤以外の物は一つしかなく480円
どうするかと思い悩んだが、
福田の首相も「家計は工夫して乗り切ってください。ふふん」なんていう始末であるから、
当然私の家計も逼迫しており、工夫が必要な状況である。
仮に両方買うなんて選択をした場合、工夫不足として槍玉に挙げられ、
無能と罵られ一生出世もせずに下積みで人生が終わるかもしれないので、
必死に悩んだ結果480円のあらゆる物を接着できる万能タイプという謳い文句の瞬間接着剤でないタイプを購入した。


しかし、ここで一つ疑問が残る。
前述したように、接着とは極めて職人的な物であり、
「何にでもくっつきますよー」なんてナンパな事が存在するのか?
金属、皮、樹脂、木、発泡スチロール、ゴム、フェルト、布が使用可能と書かれている。
現代化学でこんな事が可能なのであろうか?
しかし、高ければ性能がいいはず。
「超硬化」「超クリヤー」「超強力」と書いてあるではないかと安易にアメリカンに自分を納得させ、
会社に戻った後、スパイダーマンのマッサージ人形の左足首に接着剤を塗布
なかなかくっつかないなぁと思い説明書きを読んでいると、
「約4分で動かなくなり、24時間で硬化。実用強度は1時間固定です。」と書かれている。
4分か…
常識的に4分間も事務所内でスパイダーマンの足を押さえていたらまずいだろうと思いながら、
こそこそとスパイダーマンを抱えて給湯室に移動し、
静かな給湯室内でスパイダーマンの足首をずっと押さえていると、
そこに3時のお茶を入れに女子社員がやってきて、
「4分ね。4分押さえてないと接着できないの。」とかなんとか説明したりして、
私の将来の出世は絶望的になったのかもしれないのである。ふふん。


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