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難しいパズル

  • 2008-07-10 (木)

目の前に2000ピースのパズルがある。


これを簡単に解く方法と難しく説く方法がある。


簡単に解く方法は、「出来上がりの絵を見せる」


難しく説く方法は、「違う絵を見せる」


その昔、絵を二つ見比べて、6個の間違いがあるというパズルの問題を、
「7つの間違いがあるから探してみ」と会社の人間にやらせた時に、
翌日まで考えたがどうしても6つしか答えが見つからないと泣きが入った人間が居た。
それだけ、前提となる部分を事実と変えるだけで、人間は完全に混乱してしまう。


経営者、管理者は、部下を管理し統率する。
その際、現実の仕事、評価と違うビジョンを従業員に突きつける場合が多い。
私は明確にビジョンを見せて指示を出している仕事をさせているという人ほど、
実際には顧客満足やら、地域貢献、雇用創出、自己実現、自己成長などとのたまう。
テレビあいのりも同じ匂いを感じた。


パズルの完成図を事前に見せるとどうなるか?

その会社は急成長する場合が多いというより
近年急成長した会社はほぼ完成した絵が「金」と言うのを見せている。
その代わり社員もその金一点で攻めてくるので厚みが無くなる。
日本電産、キーエンス、ソフトバンク、オリックス、U-SEN、
給料は高そうだが、なんとなく社員がアレな感じは否めない。


じゃあ間違った絵を見せるとどうなるか。
これが大半の会社なのだと思う。
雇用の創出、成長、目標、目標への方法論
結果的に評価はそこでは出さず、結局「金」だけでやってしまう。
パズルを渡された人間は、間違った絵を見ながら難解なパズルを解き苦悩し、1杯飲み屋で愚痴る。

ライフタイムバランス、最近はワークタイムバランスと言うのだろうか
評価、評価は微差でほぼ一定。
ノルマ無しで売上減の責任は担当でなく、責任者の責任
これが、最近の先進的な経営になってきている。

さらに我がチームは、給与が同じなら仕事は少ないほうがいい
月末と期末だけが問題なく通過すればいい
あとはバランス見て適当にやっといてくれという事にしている。
これの結果がどう出るかは解らないが、
一応私が入社した年の売上20億からそろそろ100億を越えようとしている。

という事で明日から4連休なので釣りに行ってくる

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