2008年07月
本日の記録
- 2008-07-31 (木)
月末というのは大量に入金がありうんざりする。
うんざりしても大抵は仕事なので何とかするのだが、
本日は風邪を引いているのでと甘える気持ちで仕事をしないことを決定する。
よく行くコーヒーショップにてコーヒーをすすり、チェスを買うから教えてくれといわれ、
快く引き受けるが、実際には20才の時にイギリス人と旅先で初めてやり2敗
現在ダウンロードするゲームでやってみるが10ランク中下から3番目であり、
猿人と素人というランクをウロウロしている私が教えるというのも何か無理がある。
会社に戻り仕事をしようと決意をするが、生まれつきの怠惰な性格が災いし、
会社に戻ると急速に仕事以外の事に興味がむくむくと沸いてきて、
興味というのは近所のデパートの生鮮食品の中でも鮮魚の値段なのだけれども、
それをチェックして近所のスーパーとの値段の差を思い知ると共に、
デパートは品質も良好な物がそろうので、そういった特徴も覚えようじゃないかという魂胆で、
結構元気に歩いてデパ地下鮮魚生鮮食品売り場を徘徊する。
鮎天然物2500円、カサゴ2500円、さんま980円なんて恐ろしい値段がついており、
さささ、さんま980円と思うが教科書どおり嘴が黄色いピチピチの高級サンマが売られていることに感心していると、
はまぐり100g500円の文字が目に入る。100gとはどれだけの量かはわからないが、
食べられない殻が殆どのハマグリで、量り売りはおかしいのじゃないか
と抗議をしようと思ったが、特段買うわけでもないし、気が変な人、気がかわいそうな人と思われるのも嫌なので、店舗を変えて野菜を見る事に。すると突然トマトの種類にひとつ薀蓄を語りたくなり、やはり気がおかしい人と思われないようにデパートを脱出し、しょうがねえやってんで千疋屋総本店へと移動する。
すいかが8千円、メロンが3万円やらと全く意味の無いデータを脳内にインプットし、
天然あゆ2500円、養殖鮎600円、天然マダイあら500円、まんごー1500円と脳内にスクリーンセーバーの様に思考がフリーズしないように流しておく。
その後通帳記帳に行くと、さらに18件の入金があり、全く仕事が進んでいなかったことに愕然として、こうやってぐだぐだとブログを書いているのであり、いかん仕事仕事と思うと服用したパブロンの注意事項「服用後機械の運転操作をおやめ下さい」という注意書きを思い出し、いかんいかんと慌ててパソコン電卓を片付ける所なので、そろそろ失礼するで候
未知との遭遇
- 2008-07-30 (水)
人に話すと電波扱いされる話があり、
先日も他人にその話をして場をしらけさせていたというのは想定しているのだけれども、
常識だと思っていたりしても、実は全く常識でなかったというのは、
世間がカサゴと思いながらもそれは実はウッカリカサゴ(正式名称)だったという例からも明らかであり、
常識だと思っていながらも実は全く常識ではなかったという事は多々あるのです。
それで、毎回電波扱いされる話というのは
「飛行機が何故飛ぶのかは理論上解明出来ていない」という話で、
大抵が「飛んでるじゃん」といわれるが、
飛んでいるから原理が解明できているのではなくて、
原理は解っていないけれども飛行機をあの形に作ると飛ぶという事は解っているというだけなのです。
「全身麻酔」なんていうのもこれと同じ理屈であり、
意識という物が何なのからわからないのだから、
なぜ全身麻酔を使うと意識が消失するのかが説明できない。
ただこういった薬剤を使うと意識が無くなって手術がしやすいという事は判明しているのです。
飛行機の飛ぶ理論でよく説明されるのがベルヌーイの定理。
これを言葉で書くと難しいのだけれども、
飛行機の翼の断面図を想像すると上が膨らんだカマボコのような形をしている。
翼に当たった空気は翼の上下で分断される。
この分断された空気が翼の終わりでまた同時に合流する
そうすると翼の上部はカマボコ状になっている為にそっちの方が下部より距離が長くなっている。
翼の終点では同時に空気が合流するために上部には気圧が薄くなり
上向きの揚力が働くというのが一般への説明だ
しかし、冷静に考えてみれば翼の視点で分断された空気が再び同時に合流するという前提は
自然では当てはまらないというのは、ベルヌーイの法則とは閉鎖された物体の中にある液体に関する法則だからであって、大気圏の気体には全く関係ない法則だからだ。
実際には渦理論と呼ばれ渦が機体を押し上げているのだが、この渦も現在確認は出来ていない。
かぜの治療薬、水虫の治療薬、意識、全身麻酔、ハゲ、
内側へ向かう磁力、うなぎ他深海魚の生態、深海
解っていそうな事だが、解っていない事は結構多いのである。
今週のうっかりさん
- 2008-07-24 (木)
カサゴという魚は堤防周辺の岩場の中やらテトラポッドの隙間に居るために、
網による漁業ではなかなか捕獲出来ないため、そこそこの高値がつく高級魚になっている。
そのカサゴにも種類があって、岩場に居るものは岩の色
深い海底に居るものはタイやキンメの深海魚と同じ赤い色をしている。
これはどちらも同じ種類である。
しかし、1970年代にロシアによってカサゴの新種が登録された。
そのカサゴは日本では馴染み深い赤いカサゴであるが、
実はよく見るとヒレの骨が18本のカサゴと19本のカサゴが居たのだ。
そして日本近海でよく見られる、ヒレの骨が19本のカサゴは実は新種であったのです。
うっかり登録を忘れていたために日本名の正式名称はウッカリカサゴとして登録された。
市場ではカサゴとして出回っているが、それは彼の通名であり、本名はウッカリカサゴであるのです。
取引先6
- 2008-07-23 (水)
「あちゃーひっかかったー」と担当者は叫び声をあげて、夕方の会社をバタバタと出て行った。
ちらりと見せられた書類には会社を清算する旨が書かれている。
閑職である私に久しぶりに仕事が来たかとも思ったが、
たまには本人にやらせて駄目だったら私が行けばいいや、といつもの閑職モードに変身する。
どうやら会社名と社長名から思い当たるに、議員になるための活動をしているあまり、
本業がおろそかになって、さらに昨今の原油高の追い討ちでアウトということらしい。
上司に「まぁこれからは気をつけましょうや」なんてニヤニヤと話しながら、金庫にしまってあった一枚の紙切れを見せると、
上司もその紙切れが保険証券なのを見て事態を把握したらしく「ガハハハ」と笑っている。
「当人も気が緩むといけないからこれは最後まで見せるのやめましょうね」と念を押し、
上司も「たまには修羅場もいいんじゃないか」なんて呑気に笑って会社を出て行った。
実は秋口になると私はロト6ならぬ取引先6を行っており、取引先多数の中から倒産をしそうな会社を自身のフィーリングで6社程度ピックアップして保険をかけている。
今回の会社はこの取引先6に見事選ばれており、不良債権が発生した瞬間に、債権は保険会社に買い取られていく。つまり担当者は保険会社の為に一生懸命債権の保全を図っていることになるが、身から出た錆、気を抜いた罰である。
なんて事を思いながら一人ビールを飲んで1000円を支払い、家に帰りドラゴンクエストをやった後に夢の中で上司と二人でドラクエの世界を冒険するという悪夢を見た。
今月の「お前が言うな」
- 2008-07-16 (水)
米バドワイザー社がベルギーの企業に買収された事により、
アメリカ国内で多大な反応が起きているらしい。
それによると、「アメリカの歴史が失われた!oh my god!!」
他国には散々爆撃しておきながら、
ちょっとビルを壊されると蜂の巣を突かれた様に怒る国民性
そもそもアメリカに歴史というほどの年月も無いだろうにという事は置いておく。
時は昔に遡る。アメリカ人のなんとかさんはヨーロッパ旅行に出かけた。
その最中、チェコの街で飲んだビールにいたく感銘を受けた。
そのビールは街の地名Budweisにちなみ、budweiserという名前であったので、
これはいい、ちょっと使わせて頂こうという事で、
本国に帰った後にBudweiserの商標権を取り、ビールの製造販売を始めた。
実際にやってる事は中国や韓国とあまり大差ありません。
その後、世界各地で商標権を取っていきますが、
ついに本国からの怒りの訴訟問題に発展します。
現在国外向けのBudweiserのロゴがBudとなっているのは、
欧州でBudweiserの商標が使用禁止になっているからです。
日本国内ではまだバドワイザーの商標を使用してもよいみたいですが。
難しいパズル
- 2008-07-10 (木)
目の前に2000ピースのパズルがある。
これを簡単に解く方法と難しく説く方法がある。
簡単に解く方法は、「出来上がりの絵を見せる」
難しく説く方法は、「違う絵を見せる」
その昔、絵を二つ見比べて、6個の間違いがあるというパズルの問題を、
「7つの間違いがあるから探してみ」と会社の人間にやらせた時に、
翌日まで考えたがどうしても6つしか答えが見つからないと泣きが入った人間が居た。
それだけ、前提となる部分を事実と変えるだけで、人間は完全に混乱してしまう。
経営者、管理者は、部下を管理し統率する。
その際、現実の仕事、評価と違うビジョンを従業員に突きつける場合が多い。
私は明確にビジョンを見せて指示を出している仕事をさせているという人ほど、
実際には顧客満足やら、地域貢献、雇用創出、自己実現、自己成長などとのたまう。
テレビあいのりも同じ匂いを感じた。
パズルの完成図を事前に見せるとどうなるか?
その会社は急成長する場合が多いというより
近年急成長した会社はほぼ完成した絵が「金」と言うのを見せている。
その代わり社員もその金一点で攻めてくるので厚みが無くなる。
日本電産、キーエンス、ソフトバンク、オリックス、U-SEN、
給料は高そうだが、なんとなく社員がアレな感じは否めない。
じゃあ間違った絵を見せるとどうなるか。
これが大半の会社なのだと思う。
雇用の創出、成長、目標、目標への方法論
結果的に評価はそこでは出さず、結局「金」だけでやってしまう。
パズルを渡された人間は、間違った絵を見ながら難解なパズルを解き苦悩し、1杯飲み屋で愚痴る。
ライフタイムバランス、最近はワークタイムバランスと言うのだろうか
評価、評価は微差でほぼ一定。
ノルマ無しで売上減の責任は担当でなく、責任者の責任
これが、最近の先進的な経営になってきている。
さらに我がチームは、給与が同じなら仕事は少ないほうがいい
月末と期末だけが問題なく通過すればいい
あとはバランス見て適当にやっといてくれという事にしている。
これの結果がどう出るかは解らないが、
一応私が入社した年の売上20億からそろそろ100億を越えようとしている。
という事で明日から4連休なので釣りに行ってくる